現代は心理的身分が縦社会を作る ~価値観~

学校や職場でキャラ設定をされてしまい、本来の自分とのギャップに苦しむという悩みを最近よく聞くようになりました。

摂食障害

スクールカーストという言葉がよく使われるようになった2006年くらいからです。
キャラ設定の中の自分と本来の自分との関係性に悩む姿が、多く見受けられるようになってきたのです。

1.心理的身分とは
(1)スクールカースト
スクールカーストというのは、現代の学校空間において生徒の間に自然発生する人気の度合いを表す序列のことです。
インドのカースト制度の言葉をもじって付けた言葉です。
まず、第一階層がいわゆるイケてる女子・男子。
次に第一階層に追随する生徒(この場合、可もなく不可もない学生というイメージでしょうか。)です。
そして一番下の階層がいわゆる地味・目立たない・オタクとよばれる生徒が入ってきます。

生徒たちは新学期早々からこのカーストに自分たちをあてはめ、その階層のイメージからはみ出さないことを心がけて学校生活を送ることになるそうです。

(2)高校デビューや大学デビュー
これもよく聞く言葉ですが、高校デビューや大学デビューもこのスクールカーストに関係した言葉になります。
第一階層ではなかった(とされていなかった)生徒が夏休みなどの長い休みを経た後に、髪色・髪型・メイクを一新にして新学期に登校してくる。
その様変わりぶりが大きければ大きいほど、最下層キャラから第一階層へ上り詰める劇的な展開として、ここ最近のティーン向け映画でも多く題材として取り扱われています。

2.価値観を豊かにし心理的身分を解消
自分とは違う考えや思考をもつ生徒と交わることは、自分自身の価値観を豊かになり、心理的身分は解消に向かいます。
学校はいろんな価値観に触れることができる絶好の場です。
社会に出る前に色々な価値観に触れることは、自分の心磨きになります。

はじめからイケてる・イケてない・地味・地味ではないのパターンで区別したり、同じグループの人間関係のみで集まっていると、自分以外の価値観に触れる機会がないため、最終的には自分以外の価値観を認めることが難しくなってきます。

上の階層にいくためには、容姿の変化をするか何か一芸に秀でていることを認めてもらったときに叶うことが、多いといわれています。

「どうせ最下層だから」
「あの人たちとは世界が違うんだ」
「自分はここまでの人間だ」
と考えていると、大輪の花を咲かせるような才能を持っていても、開花させるどころか種にも気づかない、もったいないことになるかもしれません。

青春をあきらめの人生にするのではなく、バラ色にしませんか。

自分の意見を言う前に諦めるのではなく、何かに挑戦してみようという気持ちを醸成してみましょう。

社会人になったときにうまく自分の気持ちを表現できない・他人の気持ちが理解できないと悩む人が近年多くなっているのは、学生時代に起因しているともいわれています。

また、イケてる・イケてないという言葉で人を区別することは、いわば容姿・服装で判断する価値観の表れでもあります。

服装は、他人からの賞賛も気にしますが、その人自身の個性を表すものです。

当校のカラー心理士養成講座の授業でも扱っていますが、その人が似合うとされるものは、髪・肌・目の色やその人がもつ雰囲気など多面的に判断されるものです。

自分の価値観を認識し、そのうえで色々な価値観をもっている人と関わり、自身の世界観を広げていきましょう。
それがメンタルケアにつながりますし、自分力を発揮できるようになります。

価値観について深く学べるカウンセラー&メンタルトレーナー養成講座ベーシックこちらからご覧いただけます。

 

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