謙遜の美学は誤解を生む⁉言葉使いの達人になろう!
日本の美学に謙遜というのがあります。
そのため、
「うちの愚妻が」
「うちのじゃじゃ馬むすめが」
という言葉を使う人がいます。
しかし、その言葉を、謙遜からの言葉と考えず、額面通りに受け取る方が増えてきています。
私世代は、更に私は田舎で育ったため、「自分のことを良く言ってはいけない」「自分のことはへりくだっていうように」とよくいわれておりました。
しかし、東京で仕事をするようになってから、東京では、いろいろな環境で育った方が様々な価値観を持ち、関わっているため、相手の気持ちを推し量ることが難しく、言葉通りに受け取る方が多くいると感じる場面が多くあります。
謙遜の美学は、時には誤解を生むことに気づかされました。
先日、知り合いの方に
「旦那さんと仲良しですね」と言われた際に、
「そんなことないですよ。結婚してから20年以上たちますから、そんなに話すこともないですよ。」
と笑いながら謙遜の気持ちで言ったのですが、
「旦那さんと喧嘩でもしている?大丈夫?」
と心配の言葉をいただきました。
謙遜の上で言ったことを、言葉通りに受取られて、心配までされてしまいました。
心配ならいいのですが、人によっては、良からぬ噂を立てる方もいますし、その言葉の解釈の仕方で、関係性が壊れることもあります。
先日、テレビドラマでのAさんとBさんの話です。
AさんがBさんに
「うちの奥さんは厳しい。怖いところもあるんですよ。」
と話したところ、
Bさんは、Aさんの言葉を謙遜と思わずに
「確かに。この前もみんなで集まったとき我儘なこと言ってましたね。」
と調子に乗って、根拠もない嘘の悪口を言ってしまったのです。
みんなで集まったところには、Aさんもいたため、嘘を言っていることは明白で、Aさんの逆鱗に触れていました。
番組上ではBさんは気持ちが読めない無能な人間という人物設定で進められていました。
これが日常で起こったら、Bさんのような方は、周囲からの信頼を失い兼ねません。
職場など価値観が違う人が集まっているところでは、人間関係がうまくいかず、周囲からの協力が得られなかったり、孤立したりして、仕事を失うのも起こりうることです。
謙遜はあくまで慣習であり、慣れ親しんでいる人とそうではない人では、同じ言葉でも意味が違ってきます。
しかし、日本は謙遜の美学というと言葉もある通り、へりくだって、特に身内を悪くいう慣習があります。
情報が氾濫しているネット文化の現代では、へりくだった言葉や文章は、誤解を生じるため使わなくなってきているのも事実です。
そのため、謙遜の言葉を受け取れなくなっている人もいます。
言葉は難しいですが、日本の文化や慣習を理解し使いこなせる応用力を持つことは、対人力アップにつながります。
最近では『忖度』という言葉をよく耳にしますが、それが日本文化でもあったりもします。
対人力が低いと社会人になった時に『話しが通じない人』『KYだ』と思われて、仕事で失敗することにもなりかねませんし、友人・知人から煙たがられるとも限りません。
しかし、対人力が高いと、「人の気持ちを理解できる」「先回りして提案することができる」と、人間力や業務遂行能力が高いと評価されることになります。
相手の気持ちが理解できる言葉使いの達人を目指しましょう。
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