自分のことは知っているようで知らない ⁉自己理解は難しい
自分のことは知っているようで知らない
とつくづく感じた出来事がありました。
妹家族と旅行に出かけた際のことです。
妹には、息子と娘がおります(とても穏やかな兄弟です)。
その二人に妹が
「私は、〇ちゃん(私のこと)と今まで喧嘩したことがない。言い争ったことも無いよ。あなた達もずっと仲良くしていてね。」
といったのですが、子供二人が神妙に聞いている横で
びっくりしたのは私です。
ついつい
「えーっ!そうだっけ?」といったのですが、
妹が
「揉めたことも言い争ったこともないじゃん」
と言ったときに、昔からのことを回想し、
『確かに妹とは喧嘩したことがない。それどころか、妹に大声を張り上げたこともない』
ということに気が付きました。
妹と私は5歳離れており、妹が幼稚園の時に私は小学4・5年生。
妹の幼稚園からの迎えを私がしていました。
お風呂も一緒に仲良く入っていた記憶があります。
妹が1年生の時に私は6年生でした。
私が通っていた小学校は、集団登下校だったため、私が班長で、私が妹の荷物をもって約2キロの田んぼ道を妹と一緒に歩いて通っていた記憶が蘇ってきます。
どの記憶を思い出しても、妹はいつもニコニコしており、
『この子は優しい』
と感じていたことと妹といるときはいつも穏やかな気持ちで過ごしていたことを思い出します。
しかし、ケンカをしたことがないという自覚はありませんでした。
ケンカをしたという自覚もありませんでしたが、兄弟げんか・姉妹ケンカという言葉があるように、一般的に兄弟・姉妹というのは誰もがケンカをするものだという思い込みで、自分は違うというところに至っていませんでした。
いわゆる自己理解が図れていない自己評価の盲点です。
自分のことは知っているようで知らないと、授業の中で生徒さんにお伝えしておりますが、私も自己理解が図れていないと自覚した出来事でした。
先日、タレントのAさんがテレビで話していたことをご紹介します。
Aさんは一人っ子だったため、
『両親から盲目的に愛してもらい、親からなんでも与えてもらっていた』
そうなのです。
周囲から「わがまま」といわれても、親は「あなたはわがままね」と言って笑いながらなんでも買ってくれていたし、成績が良かった学生時代は友達から、「わがままだけど成績がいいから仕方がない」といわれていたそうです。
そのため、「わがまま」という言葉は自分への称賛であり、更に、自分は「わがまま」なことをしてもいい人間であり、自分の「わがまま」は人は許すものだと信じて疑わなかったそうです。
しかし、社会人になってからは、上司、先輩、同僚から
「わがまま」という言葉とともに
「自己中心的」「人を利用する利己的な人」「不遜な態度」「思いやりの気持ちがない」
と、無表情でいわれるようになり、自分から人が離れていくのを感じたということです。
そのとき、
『私のわがままは周囲に嫌悪感を抱かせ、疎ましく思われている』
とはじめて気が付き、自己理解が図れていないと反省したということでした。
自分のことは、よく目で自分を見ていて、他者評価が盲点になっていることもあります。
他者から見た自分への評価は自己の評価とはかなり違う場合があるということです。
人は一人では生きられず、人と関わりながら生きています。
そのためにも、自分のことを周囲がどのように評価しているかを知ることも、自己理解を深めるうえでは必要でしょう。
自己理解を図る方法としては、他者に自分の癖などの特長を聞いてみるというのは効果的です。
是非、今日、家族に「私はどんな特徴や癖のある人間だと思う?」尋ねてみてはいかがでしょうか。
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