質問力アップ↑で良い人間関係をつくる5つのポイント
日常、意志の疎通の難しさを感じたことはありませんか?
カウンセリングでもそうですが、コミュニケーションスキルの中で、相手の考えや気持ちを確認する際に行う「質問」に強引さがあったり、遠慮して曖昧だったりすると、スムーズな関係性が築けなかったり、ヒビが入ったりします。
日常生活の中でも、周りの人から相談を受けたとき、相手に投げかける質問の仕方によって、その後の人間関係に大きな影響が出てくることがあります。
質問は、相手に心を開いてもらえるきっかけにもなるため、信頼関係を築いていく上で重要なものなのです。
1.質問力の影響〈実例〉
会社を休んだ同僚に対して、
「どうして会社を休んだの?」
と言うと、相手は「会社を休んだことを責められている」と捉える可能性があります。
ところが、これを
「何かあったの?」
という質問の仕方に変えると、印象が変わります。
「会社を休んだことに対し心配されている」という印象を与えることになります。
「どうして会社を休んだの?」という問いかけも、「何かあったの?」というのも両方同じく「会社を休んだ理由」を尋ねる質問ですが、相手に与える印象は大きく異なります。
このように質問の仕方を工夫することで人間関係を変えていくことができるのです。
2.質問の5つのポイント
相手の話しに対して質問するときに大切な5つのポイントをご紹介します。
(1)相手の気持ちの流れを損なわない
話しを聴くという態度をとります。
「それはそうとして、どうして○○はどういうこと?」
といったを遮るような質問の仕方は、話しを聴いてもらえていないという印象を与えかねません。
「そうなんだ。そういうことなんだ。今話してくれたことだけど、○○についても教えてくれる。」
といい、相手の話しの流れの中で、応えてもらえるようにしていきます。
(2)追及や相手に教えたりするようなことは避ける
「私はそうは思わない。私は××と思うけど、それについてはそう思う?」
といった自分の考えを押し付けると、自分は否定されていると感じます。
また、コミュニケーションをする意欲もそぐ可能性があります。
相手を肯定的に受け入れる姿勢を心掛けていきます。
(3)興味主導な質問は避ける
「いつも遅刻するけど、小さいときに親や学校の先生に注意されたことはないの?」
というように、第三者のことや問題に関係のない質問は相手を不快にさせる場合があります。
また、問題から話しが逸れて、問題解決から遠ざかってしまいます。
自分の興味本位で質問することは慎み、相手が自分のことを安心して話せる雰囲気をつくっていきます。
(4)事実や関係を探ることに偏らない
「遅刻したけど、どのルートで通勤しているの?」
と事実を聴く際に、
「遅刻したけど大変だったね。どうだった?」
と相手の感情に寄り添う方が心が通い合えます。
「疲れた?」「どんな気持ちになったの?」などの感情について質問し、感情を受け入れているようにします。
(5)問題解決を急がない
問題を解決していくペースは人それぞれです。
「まだ悩んでいるの?」
といった言葉は、自分のペースを押し付ける言葉です。
相手を尊重し、
「悩んでいるんだね。今はどんな気持ち?」
と相手のスピードに合わせて質問いきます。
以上の5つのポイントを踏まえ、相手の感情や出来事について質問したり、問題を掘り下げる質問をしていくことで信頼関係を築けるようになっていきます。
質問の良し悪しで人間関係の良し悪しが決まっていきます。
質問力を向上させることで、より良い人間関係をつくっていきましょう。
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