ハンドリフレカウンセラーの役割と活躍領域　『ハンドリフレカウンセラー』

ハンドリフレカウンセラーは、手のマッサージを通じて脳を活性化させ、クライアントの方が話したいと思ったときにカウンセリングスキルを活用しながら、相談をサポートしていきます。

１．ハンドリフレカウンセラーの役割
日常生活の中で、ストレスを感じることが多くあります。
その中で、人は自分なりの解消法を見つけて、何とか折り合いをつけて生活しています。
しかし、身近な人の死や自然災害などで受けた心の傷は、なかなか癒えるものではありません。

本当に辛くて苦しいとき、人は心のうちを語ることに抵抗感を感じる方もいらっしゃいます。
誰かに愚痴をこぼす気力ががなくなってしまう場合もあります。

辛いけど、話したくない。
でも、そばに寄り添ってほしいときがあります。
そんなときこそ、優しい心のふれ合いが必要で、ハンドリフレカウンセリングは効果的です。

ハンドリフレカウンセリングは、手と手のふれ合い（スキンシップ）で相手の心を癒す効果があります。

街中では、フットケアやヘッドスパなどの看板をよく目にします。
ネイルサロンで爪を整えてもらいながら、会社であったこと（愚痴）をネイリストに話している姿を見たことがあります。
触れ合うことで、心がリラックスできていくのでしょう。

触れ合うことで、脳内からオキシトシンが分泌されます。
オキシトシンは愛情ホルモンともいわれるもので、哺乳のみに存在し触れる（マッサージ）ことで分泌されます。
また、オキシトシンは、心の安定物質であるセロトニンの分泌を促す働きをしますので、ストレス解消に役立つ物質といわれています。

ハンドリフレカウンセラーは、手のマッサージを通じて脳を活性化させ、クライアントの方が話したいと思ったときにカウンセリングスキルを活用しながら、相談をサポートしていきます。

２．ハンドリフレカウンセリングの活躍領域
ハンドリフレカウンセリングは、指先から肘までを優しくマッサージしながら行います。
アロマオイルを使って行うので、心地よい香りがリラックス効果を高めます。
アロマオイルの中でも、ラベンダーはストレス解消に役立つといわれています。

(1)ハンドリフレの活用
このような場面で、このような人に活用できます。
(1)家庭
・親子の間で対話が減ってきた。
・日々の生活が忙しく、夫婦間ですれ違うことが多くなった。
・介護で疲れて、ストレスがたまっている。
・近隣の人たちとうまく付き合えないで悩んでいる。

(2)職場
・同僚が仕事上の悩みを抱え、誰にも相談できないでいる。
・上司と部下の関係がギクシャクしている。互いにストレス状態である。

(3)プロ
・ハンドリフレカウンセラーとして働く。
（介護施設や老人ホームなどで、介護者（入居者の家族など）やヘルパーの方々を対象にする。）など
・起業する
（カウンセリングルームの一角を利用して行う。）など

(2)ハンドリフレ効果の実例
母親の悩みがハンドリフレカウンセリングで解消された。

小中学生の頃は、明るく学校のことや友達のことなど、いろいろ話してくれて、良好な関係でした。
娘が高校生になった頃から、反抗的な態度をとるようになり、対話も少なくなりました。
帰宅しても、「うるさい。」「くそばばあ。」などという暴言があり、母親としてどうしたものかと悩んでいました。
そんなとき、ハンドリフレカウンセリングの存在を知り、学びました。
娘が母親の言葉に耳を傾けてくれるか、手を貸してくれるか心配でした。
何も言わずに、ハンドリフレのテキストを娘の目につくところに置いて様子を見ていました。
そして、ある時、「ハンドリフレを勉強してきたんだけど、やらせてもらえないかな？」と言ってみたところ、「いいよ。」という返事でした。
気持ちがよかったのでしょう。
次の日も、次の日も行いました。
すると、娘の表情に少しずつ変化が表れ、学校のことも少しずつ話すようになったのです。
手をマッサージすることで、久しぶりのスキンシップです。
心が癒されたのでしょう。
今では、一緒に外出するようになり、いい関係が戻ってきました。

思春期・反抗期の子育ては難しく、親としてどう対応していいか戸惑うことが多いようです。
厳し過ぎても、甘過ぎてもいけない。考えて接しているのに、悪化することがあります。
そんな時に、ハンドリフレカウンセリングは効果的です。