『恩義せがましい』のはナゼ?
先日、電車に乗っていた際に、隣に座っていた見も知らずの3人の女性の会話が聞こえてきたのですが、びっくりしました。
***3人の会話***
Aさん
「私、10月に結婚するの。
披露宴は○○ホテルで行う予定。
呼んであげるね。
でも、Dは呼ばないから言わないでね。」
少し間があったように感じましたが
Bさん
「そうなんだ。わかった。」
Cさん
「ふ~ん」
この後、Aさんのみが下車し、その後の2人の会話。
Bさん
「Aは、いつも上から言うよね。
私、Aの結婚式なんか面倒だから行く気になれない。
結婚式の参加はラインで断ろうと思う。
Dは呼ばれないから羨ましいね。」
Cさん
「Aって、自分が一番って勘違いしているよね。
私も断りたいけど、その後のAとの付き合いが面倒だし」
Bさん
「これをきっかけにAとは縁を切ればいいのよ。ある意味、ラッキー。」
と話していました。
***3人の会話はここまで****
友達とは思えないような寂しい会話にびっくりしましたが、
Aさんは、『自分の結婚式はとても素敵だから誰もが出席したいと思っていると考えています』。
結婚式はAさんのためであって、Bさん、Cさんのためではないということを忘れています。
Bさん、Cさんに出席してもらうという感謝の気持ちがないのです。
むしろ、素敵な参加にさせてあげるという恩義せがましい状態になっています。
時々、自分の立場を勘違いして上から目線で話す方がいます。
言われた人からしたら、恩義せがましい言葉ととらえ、嫌悪感すら感じることもあります。
人は本能的に上下関係の力が働きますが、同時に理性も働き平等でいたいと考えるのです。
例えば、
自分がとても高価で価値のあると思ったワインでも、誰でもワインを飲みたいと思っているわけではありません。
嗜好は人それぞれですから。
「このワイン高いのよ。これが飲めるのは運がいいよ」
といって、ワインを出されても、ワインが嫌いな人、ワインを飲みたくない人からみると恩義せがましい言葉としか感じず、
『私は飲みたいなんて言っていないのに恩義せがましい』
と考えます。
人には独自の価値観があるため、自己中心的な価値観で、恩義せがましい言葉は、受け入れられません。
また、恩義せがましい言葉は滑稽な言葉であり、愚かな人として扱われないとも限りませんが、
ナゼ、恩義せがましい人がいるのか?
恩義せがましい人の特徴は下記5つが考えられます。
(1)自己中心
(2)自意識過剰
(3)お節介
(4)人から称賛や見返りを求めている
(5)存在を保持
しかし、恩義せがましい人は、自分が恩義せがましいということに気が付いていない人が多いです。
この頃、周囲とうまくいっていないと感じている方は、自己中心的な価値観で、恩義せがましい言葉を発していないか検証し、見直していくことをお奨めします。
自分の言葉は、自分の考え次第で変えられるのですから、良好な人間関係作りに取り組み、生きやすい人生を作っていってくださいね。
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