元教師による支援局 「教師の方へ:上司の言動から」
2016.05.15
職場には、尊敬できる立派な上司も当然いますが、どうしてこの人が上司なんだろう、と思えるような人も多いと思います。
私が教師時代に経験したことです。
教師3年目での懐妊。
学年度末で人事の関係もあるので、学年主任に告げたところ、返ってきた言葉は「困ったな。代わりの学級担任を誰にしようか。」というものでした。
迷惑をかけることもわかってはいましたが、何はともあれ、「おめでとう。」が先ではないのかと心が暗くなりました。
また、2年生の担任だったときのことです。
風邪をひき、高熱で休んでいたとき、学年主任から電話がありました。
「数名の生徒が問題を起こした。先生のクラスの生徒も一人入っている。担任がいないので困る。仕方がないから、先生の代わりに私が指導する。」というもの。
体調を崩して寝ているところに、当時の私(まだ若かった)は、わざわざ電話で嫌みをいうのかと、怒りと情けない気持ちになり、「ここで負けてはいけない」と思い、指導に加わりました。
ふらふらの身体で登校した私を見て、教頭や周りの先生方は「体調が悪いんだから、無理しなくていいよ。帰って休んだほうがいい。」と言ってくれましたが、学年主任に対しての意地でやり通した気がします。
今考えると、この学年主任に対しては、日頃から尊敬できず、いい思いをもっていなかったので、言動も思いやりのないものに聞こえたのかもしれません。
しかし、このような経験があって、もし自分が似たような状況になったら、誰にでも思いやりをもって接したいという気持ちが持てたことと、
「上司に注意されないように自分の仕事をやり遂げる」、「いいクラスをつくる」という自分なりの信念が強くなったことは、その後の教師人生にいい影響を与えたと思います。
現在の上司の理不尽な言動に悩むことがあったとしても、上司の考え方は変えられないので、自分の考えをポジティブに「自分は上司とは違う、こういう人になろう。」と受け止め、人間としての成長に生かしたらいいと思います。
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