元教師による支援局[教師&保護者向け]保護者に教えられたこと
2016.05.28
懇談会では、こどもたちの学級でのようすや家でのようす、親子の関係など、さまざまなことが話題に上ります。
教師としてはやや緊張する場ですが、共通の問題や悩みなどで意見交換ができる場であり、保護者と接することができる貴重な時間でもあると考えています。
和やかな雰囲気で懇談会が終わった後に、ある母親から、声を掛けられました。
当時の私より少し年配の教育熱心な方でした。
「先生、うちの子はどうですか?」と聞かれたので、「素直でいいお子さんです。」と答えました。
私は、褒めたつもりだったのですが、「素直だからいい子とは限りませんよ。」と言われたのです。
私は、ハッとしました。
「素直」というのは、いい子のイメージがありますが、ある意味、周りに逆らわず、個性がないという感じに受け取れるかもしれません。
その母親は、”自分の子どもがはっきり自分の意見をもたず、意欲が感じられない。
歯がゆい。
男の子ならもっとしっかりしてほしい”という思いを抱いていたように思います。
その方の言葉で私は考えさせられました。
確かにそうです。
「素直でいい子」は、その子をよく見ていなかった私の、その場しのぎの言葉だったのだと思います。
そんな簡単な言葉で、ひとりの生徒を一括りにしてしまうのは、教師として恥ずかしいことでした。
もっと、子どもたちと接し、おしゃべりし、その子のいいところをたくさん見つけ、 母親にも具体的に伝えていくことが大切なのだと思いました。
保護者の言葉は、時には厳しいと感じることもありますが、教えられることも多く、こちらの受け止め方でいい関係ができてくるように思います。
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