OLからの転身ストーリー【心身リラックス法】
2016.12.05
ハートフルライフカウンセラー学院のスタッフ・認知行動療法士・心理カウンセラー・メンタルトレーナーの鳥沙ゆきこです。
今回は、自律訓練法によるリラックス効果についてです。
私はOL時代、職場に苦手な先輩がいました。
挨拶をしても無言、もしくは目を合わさずに小さな声でボソッと返事があるくらい。
機嫌が悪いと八つ当たりされていると感じることもありました。
仕事でも私の悪い所探しをされているように感じることがよくあり、隣の席から「見張られている」と緊張状態でした。
先輩が外出や打ち合わせで長い時間席を外すときこそ心が安らぎましたが、そのような状況が頻繁にあるわけではありません。
いつも気を張っている状態で、家に帰ってからもふとその先輩の顔を思い出すと、不安や緊張感が生まれ、胸が苦しくなりました。
そんなとき、心理学の授業の中で「自律訓練法」を学びました。
自律訓練法とは、自己催眠の一つで、自己暗示によって自分自身を中性的トランス状態にし、弛緩状態をつくるというものです。
心と体の両面に効果があり、厚生労働省も推奨している心理生理的治療法です。
具体的には、自律神経の安定化・疲労回復・心身症の治療・不眠解消・創造性の向上・健康増進などの効果が得られるため、職場や教育機関で利用されています。
自律訓練法は次のような手順で進めます。
(1)準備としてリラックスできる状態をつくる
(2)受動的な心構えにする
(3)リラックスした姿勢をとる
(4)訓練 言語公式を順に行う
心の中で繰り返し唱え、体得していく。
第1公式「両腕、両足が重たい」
第2公式「両腕、両足が温かい」
第3公式「心臓が穏やかに規則正しく打っている」
第4公式「自然に楽に息をしている」
第5公式「おなかが温かい」
第6公式「額が気落ちよく涼しい」
(5)消去運動
以上の流れで、1日に3~4回、1回につき5~10分程度行っていきます。
授業では、実際にこの自律訓練法を体験する時間がありました。
体験後、私は眠くなるほどリラックスした状態になり、気持ちもとても落ち着いていました。
自宅でも試してみると、職場から引きずっていた緊張感が解けてきて自律訓練法の効果を実感することができました。
そして、心に穏やかさが生まれると「先輩と会いたくない」「会社に行くのが億劫だ」という思いが、たいぶ和らぎました。
このように、学びながら自分にも活用していける心理学に更に魅力を感じるようになりました。
ストレスが溜まるOL生活にとても役立つ学びです。
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