受験ママ 必須マニュアル『勉強は得意だけど、運動は苦手』
2018.12.16
毎年、います。
よく、勉強のできるお子さん。
模試をやっても成績は常にトップ。
手先も器用、絵も上手。
ところが、このお子さんは体操が苦手でした。
行進は右手と右足が一緒に出る。
スキップは進めない。
縄跳びは飛べない。
ボールは一回つけば転がっていく。
でも、指示を理解し、ルールは守るのです。
そして、なにより、諦めないで取り組む姿は好印象でした。
ある夏期講習を境にお母様の様子が一変。
体操の特訓コースをとり、別の体操教室でも特訓。
でも、なかなかスキップ、縄跳び、ボールが上達しません。
お母様は授業の間顔をしかめる、終わるとすぐ叱責するようになりました。
「何度も練習してるでしょ!なんでいつまでたってもできないの!」
お子さんの様子も変わり始めました。
体操となると、何も指示が聞けなくなりました。名前を呼ばれても立たなくなりました。
悪循環です。
お母様は、
「試験までに体操もできるようにしないといけないのに、この子は体操が全くできない。」
と考えて、焦る気持ち、になったのですね。
その焦る気持ちがそのまま子どもに伝わったようです。
こんな時にも、認知行動療法を使ってみましょう。
認知行動療法の5つの公式の、
脳内ばあちゃんに登場してもらうとどうなるでしょうか?
「誰にでも得て不得手はある。子どもは、体操が苦手ではあるけども、苦手なものにも諦めない取り組む根性がある。」
すると、
「試験までに体操もできるようにしないといけないのに。この子は体操が苦手。」
と、考えて、焦る気持ち、になっていたのが、
「体操が苦手でも、苦手なものにも諦めない取り組む根性がある。諦めない根性はこの子の個性。この個性を伸ばしてあげよう」
と考えて見てはいかがでしょうか。
希望というポジティブな気持ちが生まれてくるかもしれません。
お子さんの良さを認めると、お子さんも自己肯定感を高めます。
お子さんの良さを知っているのもママです。
いいところを褒めてみるようにしてみてください。
受験ママ 必須マニュアル 目次
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