受験ママ 必須マニュアル『ある家族の合格への道筋』
2018.11.04
11月に突入です。
紅葉も始り気温もよく、旅行やイベントが楽しい季節となりますね。
お受験の世界では、このいい季節に、いよいよ本番の試験が始まります。
本番が始まると、呆気ないまでに早く結果がでます。
今回は、お手本となるような合格への道筋をたどったある親子の例をお話したいと思います。
そのお子さんは年中さんの4月に入塾してきました。
12月産まれで、体は小さく、常に泣くのです。
とにかく泣いているし、どちらかというと赤ちゃんぽく、お勉強も理解をするまでに時間がかかっていたように思います。
お母様はとても焦って、このままでは本番までに間に合わないと心配していました。
泣かないようにとくとくと言い聞かせたり、支度を急かせたり、何度も同じ問題が分からないと私達の前でも強く注意したり。
しかしそうすればするほど、泣く、焦る、の悪循環。
ある時、追い詰められているなという様子から、面談をしてちょっとだけアドバイスをしてみました。
「他所のお子さんと比べるのではなく、この子なりに成長すればそれでいいんですよ。少し見守ってあげてください」と。
お母様は、その場で泣いたりされましたが、それも発散になってよかったのでしょうか、その日以来お母様の様子が少しづつ変わったのです。
ゆったりと見守るようになり、泣いている時にも、まず抱き締めてあげて、悲しみを受け止めてあげていました。
何ヵ月か過ぎ、劇的な変化をとげたのはお母様でしたが、気がつけば、お子さんも大人っぼくなったなという印象になっていました。
そして、いざ本番。
最初に結果が出たのは、いわゆる滑り止めです。
ところが不合格になってしまったのです。
それでも、お母様は、
「この子なりに成長できたと思います。もう充分です。先生ありがとうございました」と、
心からおっしゃっている様子が伝わりました。
子供の前でも落胆し涙する親御さんがいらっしゃいますから、これはなかなか出来ることではありません。
この変わらぬ落ち着きがよかったのでしょう。
お子さんも動揺することなく、ダメ元で出した学校に試験を受けに行きました。
この学校では、実に落ち着いて、楽しそうに試験に行ったのだそうです。
そして、数日後、見事に合格をすることになりました。
後にお母様とゆっくりお話をしたところ、面談をしてから子供を見守ているときには
『この子は他の子よりも劣っている』を考えて、
『このままで合格できない。このままで良いのだろうか?』葛藤があったそうです。
けれど、ある時、
『こどもの個性は人それぞれ。この子のできること、していることを個性として認めていこう』と考えているときに、
「あっ、こういうことか!」と実感できる瞬間があったのだそうです。
考え方をバランスよくする認知行動療法を実施したのです。
そもそも受験は子供が望んだことではないということにも改めて気づいたのです。
そして、出来ることにも目がいくようになり、多少理解が遅いことも甘えて泣くことも、個性と受けとめられるようになったのです。
そして、滑り止めの結果が出たときにも、
『残念な結果にはなったけれど、成長ができた』と、
に考えたことで、お母様の悲しみの気持ちが下がり、幾分か前向きといったプラスの気持ちに変わったのです。
このエピソードからも、認知行動療法はあらゆる場面で有効です。
受験シーズンが始まると、合否で一喜一憂し心が休まりません。
受験ママは、認知行動療法で穏やかなメンタル作りをしてくださいね。
受験ママ 必須マニュアル 目次
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