摂食障害克服記 (第十七回目) 【高校2年 10月 – 修学旅行への不安】
2016.02.22
ハートフルライフカウンセラー学院のスタッフ、鳥沙ゆきこです。
今回は、高校の大きなイベントである修学旅行についてです。
高校2年生の修学旅行、私の学年は10月に沖縄へ行くことになりました。
1~2ヶ月前から行動グループを決めたり、訪問地の事前学習が始まりましたが、私は初め修学旅行に行くつもりはありませんでした。
拒食症になる前は学校のイベントは好きで、修学旅行や文化祭などとても楽しく参加していましたが、この時はクラスの皆と一緒に過ごす修学旅行を全く楽しみには思えず、むしろ負担になると考えていたからです。
いつもの生活スタイルが崩れることが怖く、心配なことが次々頭に浮かびました。
・食事
毎日カロリーを気にして食べるものを選んでいましたが、修学旅行中は出されたものを食べることになります。
それが1日3食、数日続くと思うと恐怖でした。
周りの目も気になり、食事をとらなければ食べてないことを指摘されるだろうし食べても量が少なければ、「それしか食べないの?」と声をかけられるのは目に見えています。
どうしたらいいのか分からず、考えるだけでストレスとなりました。
・体重が図れない
普段の食事と違ったものを食べても、体重が変わらなければ心の安定は保たれます。
拒食症のときは、毎日 朝夜2回体重を計り、増えているときは慌てて体重を減らせるように 食べるもの少なくしたり、運動したりして体重の調節をしていたのです。
ただ、修学旅行中はホテルに体重計があるかも分からず、あったとしても体重を計っているところを友達に見られたくありませんでした。
体重が毎日チェックできなくなると自分の体重が把握できず、不安が増すばかりです。
・夜のおしゃべり
修学旅行のお決まりといえば、夜のおしゃべりです。
特に女子はそこで恋愛話を朝方まで続け楽しみます。
私にはそこで話したいこともなければ、人の恋愛話に興味がるわけでもありません。
それ以前に、私は人と関わることはなるべく避けたいと思っていました。
周りに気をつかうことに疲れてしまうことと、話に入れなければ自分の居場所がなくなり、その場にいていいのか分からなくなるからです。
このような不安があるくらいなら、行かない方がずっといい。
当日に体調が悪いと言って、欠席しようと考えていました。
でも、修学旅行の計画を進めているうちに考えが変わり、前日まで行くかどうか迷っていましたが、結局、参加するとことに決めました。
修学旅行中、多少ストレスを感じながらも、自分でも想像できませんでしたが、「楽しかった」と帰ってくることができました。
その詳細は、また次回に書きたいと思います。
今回も「摂食障害克服記」をお読みいただき、ありがとうございました。「摂食障害克服記」は毎週更新していきます。
よろしくお願い致します。
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