摂食障害克服記 (第六回目) 【高校1年 11月 – 気になる他人の食事】
2015.12.07
ハートフルライフカウンセラー学院のスタッフ、鳥沙ゆきこです。
今回は、自分が口にする食べ物だけでなく、他人が食べているものにも執着していたことについてお話しさせていただきたいと思います。
「食べない」ことに達成感を得ていた私ですが、拒食症になって4ヶ月ほど経った頃から、今度は、他人より食べる量が少なくないと不安を感じるようになりました。
自分が安心していたいあまり、他人の食べるものが気になって仕方ありません。
学校の昼食の時間も友達が何を食べているか毎日チェックをしていたり、休日と友達と出かけて一緒に外食するときも、自分は野菜や油をあまり使っていないような低カロリーのものを選び、友人には油物や糖分が高いもの等、高カロリーのものをすすめたりしていました。
自分は全部食べきらず残すけれど、人には全部食べてもらいたい。
人より少なく食べていないと安心できないので、他人の食べている量を確認しながら、自分の食べる量を調節していました。
そして、自分が痩せるだけでは満足できず、周りの人達に太ってほしいという気持ちがありました。
特に母親に対しては、その気持ちが強く、自分が学校に言っている間など、一緒に食事をとらないときに何を食べているのが聞き出したり、母が食欲がないと言ったときには、「食べないとダメ!」と無理に食べさせることもありました。
思うように食べてもらえないと、不機嫌になって怒ったり、子供のように騒いだりと自分の「痩せ(安心)」を守るため、このような一般的には奇妙と思われるような言動も多くありました。
本当はたくさん食べたい(=自分の好きなように生きたい)のに怖くてできない。
「食べること」を「生きること」に置きかえているかのように「食べる」ことに大きな不安と葛藤を抱き、数年間、この状態はずっと続いていきました。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
「摂食障害克服記」は今後も毎週更新していきます。
よろしくお願い致します。
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