摂食障害克服記 (第二十三回目) 【高校3年 7月 – 食べる自分を許すこと】

2016.04.04

ハートフルライフカウンセラー学院のスタッフ、鳥沙ゆきこです。

前回のブログ【高校3年 4月 – 視野の広がり】 に書きましたが、私は、大学推薦入学のために高校3年生になって小論文対策を行っている塾に通い始めました。

初めは個人指導で勉強していたのですが、通い始めて3ヶ月経った7月頃、もう一人、私と同じように小論文対策をしたいと考えているAちゃんと一緒に勉強することになりました。

彼女とは違う高校だったので、初めて知り合いましたが、とてもフレンドリーな子だったので、私にたくさん話しかけてくれ、仲良くなりました。

また、Aちゃんはポジティブでおおらかな性格だったので、一緒にいても気持ちが楽で、授業も楽しくなりました。

塾が終わった後には、1時間くらい道端で立ち話をしたり、ゲームセンターへ行きUFOキャッチャーで遊んだりすることもありました。

そしてある日、塾の近くにある甘味処に一緒に行こうと誘われました。

Aちゃんにも、自分が拒食症だということは打ち明けていなかったので、もし「食べることが怖くて食べられない」ということが知られて、嫌われたり避けられたりするのはイヤだという気持ちがあり、すぐに「うん、一緒に行こう」と返事をし、かき氷を食べに行きました。

暑い夏の日、のどが渇いているのと、元々甘いデザートが好きな私は、大きな器にあんこや白玉やフルーツに練乳と抹茶のシロップがたくさんかかった山盛りのかき氷を目の前に、カロリーが気になり食べることが怖いと感じながらも、とても美味しそうに見えました

一口食べると、恐怖感より「美味しい」という感情が強く、ことのきは「食べることを許そう」と半分以上食べることができました。

摂食障害克服記

Aちゃんも美味しそうに食べていましたが、「今日一緒に来れてよかった!」と言ってくれ、その言葉を聞いたとき、とても嬉しい気持ちになりました。

それと同時に、私もAちゃんのおかげで、「いつも食べてはいけないという感情に縛られているけれど、「食べても大丈夫、食べる自分を許してあげてもいいと思うことができて感謝の気持ちでいっぱいでした。

自分を受け入れることについて考えるきっかけとなり、とても勇気づけらる経験となりました。

今回も「摂食障害克服記」を読んでいただき、ありがとうございました。

「摂食障害克服記」は毎週更新していきます。
よろしくお願い致します

 

 

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