のり子さん：
「何これ…『カウンセラースキル（質問）向上プログラム』？」

ハートフルちゃん：
「あぁ、それは、今日の授業の実践で行った、質問力を高める演習ですよ。
のり子さん、カウンセラーがクライエントさんに質問すると、カウンセリングにおいてどんな効果があるか、分かりますか？」

のり子さん：
「そうですね…クライエントさんが自分自身を探求するのに、役立ちますよね。
それに、クライエントさんの考えていることなどが分かるから、カウンセリングの方向性も明確になりますね」

ハートフルちゃん：
「そのとおり！」

のり子さん：
「でも、カウンセリングにおいて、質問はＮＧではありませんか？」

ハートフルちゃん：
「実は、ＯＫな質問、つまり、のり子さんが今、挙げて下さった、クライエントやカウンセラーにとって、良いと思える質問をするには？ということを、この演習で学んで戴きました」

のり子さん：
「全部が全部、ＮＧじゃないんですね」

ハートフルちゃん：
「そうなんです。例えば、
★クライエントさんの感情について明らかにする質問
★クライエントさんの考えを引き出す質問
などは、良い質問になります。

質問をする時も
『クライエントの気持ちの流れを大切に』
『追及したり、教えたりすることを慎む』
などの一般的基準を、学んで戴いて、それに従った質問をすることが大切なんですよ。」

のり子さん：
「少し難しそうですね…具体的には、どんな質問がありますか？」

ハートフルちゃん：
「では、授業で実践に取り組んで戴きましょう。
きっと、よく分かりますよ。」