カウンセリング理論・療法~ゲシュタルト心理学とは

ハートフルちゃん
「のり子さん、ひろしさん、これを見て下さい。
この、何に見えますか?」

のり子さん
「これは『ルビンの盃』ですね。えーと、私はが見えますね」

ひろしさん
「えっ、ですか?
私はどう見ても、人の絵にしか見えません…。
どう見たらいいんですか?」

のり子さん
「ほら、ここに注目して下さい。どうですか?」

ひろしさん
「あっ、本当だ!見えました。
何だか、
もう今は、にしか見えませんね」

のり子さん
「ひろしさんは、人の絵に見えるんですね…。
…あぁ、本当ですね。言われて初めて気づきました。
そうやって見ると、人の顔だけが見えて来ますね。」

ハートフルちゃん
「のり子さんもひろしさんも、いかがですか。
1つの側面が見えている時って、もう1つの側面が意識出来ませんよね。
このような現象を『図と地の反転』と言います」

のり子さん
「これは、ゲシュタルト心理学の前身ですね。
図と地の反転』のような、知覚の研究から、人の心を探る研究へと、発展していったと聞いています。」

ひろしさん
ゲシュタルトって『全体』とか『統合』を表すドイツ語ですよね。
それをどうやって、心理学に応用したんでしょうか。」

ハートフルちゃん
「人が心を病む時というのは、未完の行為(忘れられないゲシュタルト)に固着して、様々な症状が現れると言われています。
授業の中で、ゲシュタルト療法の技法に取り組んでみると、よく実感出来ますよ」

のり子さん
図形作成文章作成で、ゲシュタルトを意識したことを思い出しますね」

ハートフルちゃん
「DVD視聴の授業で、来談者中心療法論理療法と共に、実践比較をする時間もありますから、楽しみにしていて下さいネ。

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