ハートフルちゃん：
「皆さん、こんにちは。
今日は『エンカウンターグループ』に取り組んでみましょう。」

まりさん：
「カール・ロジャーズが提唱した、グループカウンセリングですね」

のり子さん：
「カール・ロジャーズ…ってどなたでしたっけ？」

ハートフルちゃん：
「来談者中心療法の提唱者ですよ。
『エンカウンターグループ』に取り組むことによって、クライエントさんには、『自分とは何かへの気づき』とか、自己肯定、自己開示などを学んで貰うことが目的になんです。」

ひろしさん：
「なるほど…一緒に作業や討論をしながら、お互いに、感情を吐露したりコミュニケーションを育む訳ですね」

ハートフルちゃん：
「そうです。まずはファシリテーターを決めましょうか。
ファシリテーターというのは、グループのまとめ役を指します。
通常の司会者は、すべての進行を司会者として行うもの、ファシリテーターは、皆さんが盛り上がって来たら、スッと一歩引いて議論などに参加して貰っていいもの、というところが違います」

まりさん：
「グループカウンセリングは、ファシリテーターが用意した、プログラムによって作業やゲームをすると聞きましたけど…」

ハートフルちゃん：
「はい。今日はこちらでテーマをご用意しました。
本日のテーマは『心理カウンセラー像について』です」

のり子さん：
「わぁ、想像力を掻き立てられるテーマが並んでいますね。」

ひろしさん：
「これらについて、皆で話し合う訳ですね。楽しそうです。
夢も一緒に膨らみそうですね。」

ハートフルちゃん：
「２冊目のテキストも、そろそろ終わりに近づいていますからね。
この機会に、皆さん自身とクラスメイトの将来について、思う存分、話し合って戴いて、気づきや寛容などを得て下さいね。」

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