面接法 【構造化面接、半構造化面接、非構造化面接】
面接法の中でも構造化面接、半構造化面接、非構造化面接について説明します。
1、構造化面接
構造化面接とは、アンケート形式などに見られる、予め決められた質問項目に沿って質問しながら行われる面接です。
構造化面接のメリットは、カウンセラーのスキルに多少差があっても、クライエントさんに影響を及ぼさずに面接を進められることです。
言うべき項目が決まっているので、カウンセラーの力量に関わらず、誰もが同じ質問を同じ流れで行えば良いので、目的とする情報が系統的に得られます。
2、半構造化面接
半構造化面接とは、構造化面接と非構造化面接の間を取って、進められる面接です。
例えばアルバイトや就職活動の面接では、履歴書やエントリーシートが、応募先の企業などに予め準備されていますね。
志望動機や自己PRなど、誰に対しても必ず聞かれる質問、というのが共通しています。
そして、
「Aさんについては、もっとこの部分を掘り下げたい」とか、
「Bさんについては、ここはこんなに詳しく聴かなくても大丈夫」など、
その都度、相手によって臨機応変に質問が変わります。
認知行動療法も、アセスメントシートが用意されている部分は、いつも同じですが、考えを掘り下げたいのか、出来事をもっと詳しく、とかは、クライエントさんごとに違います。
その人ならではのことを聴けるのが、半構造化面接の良さです。
3、非構造化面接
非構造化面接とは、来談者中心療法などに見られる、いわゆる自由回答形式・会話形式に沿った面接です。
非構造化面接のメリットは、マニュアルに捕らわれることなく、コミュニケーションに集中することが出来ることです。
またクライエントさんの反応によって、臨機応変に対応しながら、面接の目標に関連した色々な情報を得ることが出来ます。
高度なスキルを要求される分、質の高いカウンセリングが出来ますね。
比較してみると、それぞれの特色が見られて興味深いです。
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