薬物依存症

薬物依存症とは、薬物の効果が切れてくると、「薬物が欲しい」という強い欲求(渇望)を抑えることができずに薬物を使ってしまう状態をいい、薬物乱用薬物依存薬物中毒の3つの概念に分けられる。

薬物依存症の3つの概念
【1】薬物乱用

社会規範から逸脱した目的や方法で、薬物を自ら使用すること。

【2】薬物依存
薬物の乱用の繰り返しの結果として生じた脳の慢性的な異常状態。
薬物使用を止めようと思っても渇望をコントロールできず、薬物を乱用してしまう状態のこと。
渇望に抗しきれず自制が効かなくなるような精神的依存と、離脱症状を伴う身体的依存がある。

【3】薬物中毒
薬物中毒は急性中毒慢性中毒の二種類に分けられる。
急性中毒:薬物乱用による薬物の直接的薬理作用の結果として生命的な危機を招く状態のこと。
慢性中毒:薬物依存に陥っている人がさらに乱用を繰り返した結果として発生する慢性的状態のこと。

薬物依存症の治療法として心理療法が行われるが、中でも、認知行動療法が効果があると言われている。

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