多元的無知

多元的無知とは、自分はそう思っていなくても他人はそう思っていると、特定の社会的集団の構成員に見られるバイアスの一種です。
多元的無知は社会心理学者のオルポ.F.Hが使用した用語です。

集団の過半数が任意のある条件を否定しながらも、他者が受け入れることを想定し、それに沿った行動をしている状況を指します。

多元的無知の例1
「本当は外出はダメだけど、過剰反応であって本当は大丈夫ではないか?」との考えたとき。
「周囲の人も本当は大丈夫だと思っている。」と思い込み信じることです。
そのため、コロナ禍において、外出してはいけないと思っていても、外出することになします。

多元的無知の例2
アンデルセンの童話「裸の王様」は、多元的無理の一例です。
王様の新しい服は自分には見えない。
しかし、「皆は素晴らしいと言っているので自分も同じように言っておこう」という心理です。

多元的無知からの波及として、認知的不協和があります。

認知的不協和とは
私は本来は外出は好きではないけれども、外出し続けていると、「私は外出するのが好き」と認知(考え)を修正します。
外出することが好きだろうと誤った推測であっても、積極的に外出することになります。
このように、頭で考えた矛盾を解消しようとする心理作用を認知的不協和といいます。

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