パニック障害
パニック障害とは、突然粋が苦しくなったり、めまいがしたりなどの発作を繰り返す。
発作自体は、20分前後で治まります。
しかし、発作がないときも、また苦しい発作が起こるのではないかという「予期不安」にさいなまれるようになり、その不安がまた新たな発作を引き起こすという悪循環に陥る。
治療は、薬物治療と心理療法がある。
心理療法は、認知行動療法が効果的であり、認知行動療法は保険診療として認可されている。
パニック障害は、「パニック発作」「予期不安」「広場恐怖症」という3つの症状があります
パニック障害の3つの症状
(1)パニック発作
不意に理由なく激しい恐怖感または不快感とともに下記の13の症状のうち4つ以上、突然あらわれる状態。
多くの場合、数分でピークに達し、20分前後でおさまっていきます。
パニック発作は、心電図や血圧、採血などの検査をしても、身体的な異常がみつからないのが特徴です。
①心臓がドキドキする、または心拍数が増加する
②汗をかく
③身震い、手足の震え
④呼吸が早くなる、息苦しい
⑤喉に何か詰まったような窒息感
⑥胸の痛みまたは不快感
⑦吐き気やおなかの不快感
⑧めまい、不安定感、頭が軽くなる、気が遠くなるような感じ
⑨寒気またはほてり
⑩身体のしびれ感、うずき感
⑪今起こっていることが現実ではない感じ、自分が自分でない感じ
⑫コントロール力を失う、気が狂ってしまいそうな恐怖
⑬このまま死んでしまうのではないかという恐怖
(2)予期不安
発作がないときも、また苦しい発作が起こるのではないかという「予期不安」にさいなまれる。
その不安がまた新たな発作を引き起こすという悪循環に陥る。
(3)広場恐怖症
以前発作を起こした場所や逃げられない閉鎖的な場所、すぐに助けが求められない状況に恐怖を感じ、その場面や状況を避けること。
パニック障害の方の例
パニック障害をお持ちの方は、出来事に対して、悪い方向へ偏って考えます。
例えば、
「電車に乗ると、また発作が起こるに違いない」
「発作を起こして、周りに迷惑をかけるに違いない」などです。
このような、偏った考え方に気づき
↓
自分を楽にする新たな考えを導きだし、
↓
パニック発作が起こるかもしれないという、不安や恐怖のために出来なくなっていたこと
例えば
電車に乗るなどの不適応な行動を適応的にしていく、これが認知行動療法です。
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