エリクソンのパーソナリティ発達理論
エリクソンの唱えた「パーソナリティ発達理論」の「青年期」について説明します。
エリクソンは「成長過程で『身に着けることが望ましいもの』がある」とした。
その『身に着けることが望ましいもの』が身に着かないことを、「危機状態になる」と考えられます。
青年期では、『身に着けることが望ましいもの』は自我同一性です。
「アイデンティティ」とも言い、「自分が自分であるという感覚」、「自分らしさ」と言われるものである。
例えば、
日本の大学生は、しばしば「自分探しの旅」と言って、色々なことに挑戦したりしますね。
これは自我同一性の確立のために頑張っている状態です。
周囲の大人たちは、「自我同一性を得るために模索しているんだな…」と思って、ある程度、あたたかい目で見てくれます。
そして
自我同一性が身に着かない、つまり「危機状態になる」と「同一性拡散」と言って、茫然自失の状態になります。
自分らしさを何処に求めたら良いか、分からなくなる状態です。
人間は身体も心も成長していきます。
それぞれの発達段階において、心理的側面から見てみるのも、また新しい発見があります。
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