摂食障害克服記 (第二十五回目) 【高校3年 10月 – 気分転換方法】
2016.04.25
ハートフルライフカウンセラー学院のスタッフ、鳥沙ゆきこです。
今回は、パニック状態など気持ちが乱れたときにしていた自分の気分転換方法についてです。
摂食障害の精神的症状の一つに異常な「こだわり」「執着」がありますが、私の場合は、それが特に食に関するもの、時間、勉強に対して強くありました。
例えば、細かいことですが、トースト半分とホットミルクを朝食にとるのにトーストの焼き上がりとミルクの温めあがるタイミングが同じでないと気が済みませんでした。
でも、いつも上手くいくわけではありません。
ある日、トーストが早く焼き上がってしまい、ホットミルクの仕上がりと時間が合わず、トーストが冷めてしまうと感じると、イライラし始め、初めはその感情を抑えていましたが、ミルクを2口ほど飲んでから、感情が乱れ抑えきれなくなりました。
頭が壊れそうな感覚で、パニック状態となり、自分の頭を痛くなるまで強く手で押さえつけていました。
少し落ち着きを取り戻しても、気持ちは夕方まで沈んだままでした。
昼食もほとんど食べられなかったので、気分転換にと母と近所を散歩することにしました。
当時、気分転換したいときには気が進まなくても、とりあえず一歩外に出るようにしていました。
外の風景や人の様子を目にすると、考え事から気持ちが逸れやすくなり、いつの間にか改善されているということがよくありました。
この時も、スーパーやドラッグストアに立ち寄りながら歩いているうちに、少しずつ気持ちが軽くなってきました。
そして更にこの日は、商店街の花屋で母に花束を買ってもらい、私はこれがとても嬉しく、次第に気分が晴れてきて、家に帰ると空腹感を感じるようになりました。
夕食は自分で取り分けた量は残さず食べることができ、この日は、気分転換ができた事、それによって食べることができる状態になった事に喜びを感じ、摂食障害を治すことに勇気を得た気持ちになりました。
今回も「摂食障害克服記」をお読みいただき、ありがとうございました。
「摂食障害克服記」は毎週更新していきます。
よろしくお願い致します。
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