受験ママ 必須マニュアル『面接時、お子さんの感性を生かしてください』
2018.11.26
お子さんの中には恥ずかしがりやさんがいます。
そのため、お話やご挨拶が小さい声になってしまったします。
また、何か話しかけられた時に、さっと親御さんの後ろに回ってしまったり、、、
性格は様々です。
その性格を踏まえた上で、講師陣も指導していきます。
このお子さんは、恥ずかしがりやさんとは様子が違いました。
お母様がいらっしゃると、話さないのです。
何を聞いてもお母様に囁かれた台詞を言うのです。
そして、挨拶もお辞儀にとらわれ、小さい声で「こんにちは」「さようなら」 がかえってくる状態でした。
例えば、
「お休みはどこか行ったのですか?」
すると、
「軽井沢に紅葉を見に行きました」と、お母様が後ろから囁く→その通り答える。
こんな状態です。
ところが、一度お母様と離れると、別人の様に話し始めるのでした。
表情も明るく、子供らしくよくお話をするのです。
聞いていないことまで。
なので、こちらも再び尋ねます。
「お休みはどこか行ったのですか?」
「うん、あのね、軽井沢に行って、アスレチックやったよ。
パパがね、竹馬がすごい速いの。でもね、転んだの。いてててって」
こんな調子です。
恥ずかしがりやさんとは、ちょっと違います。
ある時、お母様と面談をしたとき、お子さんの回答について尋ねてみました。
そうしたら、お母様はお子さんにきちんと答えてほしいのだということがわかりました。
きちんと、とは、お母様の思う正解です。
面接官に躾もできていて、品の良い素晴らしい家庭だと思われるようにしたい、ということです。
「人前で話す時には、私の考えた答えが正しいものであり、子供が考えでは面接官にちゃんとしていないと思われて、子供は不合格になる」
「自分の考えは正しいけど、子供はまだ知恵がないので考えは間違っている」と
偏って考えて、いつも不安をもっていらっしゃる事がわかりました。
間違えた時は何度も言い聞かせるのだそうです。
今は、こう答えるべきだったと。
ご挨拶もしかり。
お辞儀が自分が考えたものではないと、何度もやりなおさせるのだとか。
これが、悪循環を生んだのです。
ママの偏った考えに、認知行動療法の5つの公式の他人事を当てはめて考えてみましょう。
『もしもお友達が
「自分の考えは正しいけど、子供はまだ知恵がないので考えは間違っている」
と考えて、不安な気持ちを持っていたら、何と声をかけて不安な気持ちを和らげてあげますか?』
「ママの考えは一つの考えとして素晴らしいと思うけど、ママの考えが面接で正しいと判断されるとは限らない。
子供の感性を認めて、子供の感性を生かした考えを一緒に考えていくのもいい」
と考えてみてはいかがでしょうか。
ママの価値観とお子さんの価値観は違います。
例え親子でも。
好きな食べ物、好きな遊び、先生に報告したいこと、嬉しかったこと、それはお子さんの価値観で感じたことなのです。
勿論五才の子供ですから、躾をしたり、知恵を与えたりしなくてはなりません。
躾をしたり、知恵を与えたりすることと、価値観を押し付けることは違います。
ママが間違えた答えと感じた事は、間違いではなく、価値観の違いということも多々あるのです。
ママとしたら、軽井沢の紅葉がメインで行ったと考えたため、
「軽井沢に紅葉を見に行きました」
が正しい答えと考えたのでしょう。
しかし、子供は、アスレチックが一番印象に残っていて
「うん、あのね、軽井沢に行って、アスレチックやったよ。パパがね、竹馬がすごい速いの。でもね、転んだの。いてててって」
とお話したかったのです。
まず、そこの価値観を認めてあげましょう。
そのうえで、ママとしては
「軽井沢に行きアスレチックをしました。パパの竹馬がすごく早かったです。」
というように、親としては、お子さんの価値観を活かしながらの話し方を教えてあげてみてはいかがでしょうか。
お子さんの五感は、面接官に響くことでしょう。
受験ママ 必須マニュアル 目次
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