元教師による支援局[教師向け]職場の人間関係
2016.08.06
長い教師生活で多くの人たちと関わり、楽しかったことや嬉しかったこと、悲しかったことや辛かったことなどさまざまな経験をしました。
その中で、教師を辞めたいと思ったことは1度もありませんでしたが、心が折れて職場に行きたくないと思ったことがありました。
それは、教師になって5年目のことでした。
以前から女性教師の間では派閥のようなものができていて、私がその学校に新任として入った時も職場の雰囲気が何となく険悪な感じでした。
彼女たちは、普段から事あるごとに不平不満を口に出しては、陰で人の悪口を言い合うような状況でした。
「言いたい人には言わせておけばいい。」と気にかけてくれる先輩もいたので、私はあまり気にしていませんでしたが、実際に陰口をよく聞かされるのには困りました。
そんな状況の中での、私が2年生の学級担任の時です。
クラスには生徒指導でよく名前が挙げられていたヤンチャな男子が数名いたので、ある意味、苦労はしましたが、反面明るく元気がよいまとまりのあるクラスだったので、担任としては楽しく過ごせていました。
周りの先生たちは
「先生のクラスは問題も多くて大変だけど、子どもたちは畑先生のことが大好きだよね。」
と言ってくれていたのですが、ある先輩女性教師だけは、私の学級経営に批判的でした。
同じ学年に所属する彼女は、私のいない所で大きな声で私の悪口を言ったり、陰で私以外の学年教師を集めて、「畑先生のことについて話し合う。」という食事会を開いたりしていました。
”何だかよく分からないけど、食事に誘われて行ったらそういう話だった”と、後から別の教師に聞かされました。
さすがに私も、落ち込みました。
言いたいことがあるのなら面と向かって言ってほしいし、先輩からのアドバイスを真摯に受け止める気持ちはあると思っていたからです。
陰で言われているので、弁明の仕様もないことに悔しい気持ちもありました。
表面的には笑顔で話しかけてくる彼女の真意がわからないまま、職場に行くのが嫌になりました。
家で、夫に愚痴をこぼしたところ、
「嫌なことがあって落ち込んでいるなら、一日休んでみるといいよ。気分を変えることも必要だよ。」 と言われました。
そういう考え方もあるのかと思いつつ、仕事上は迷惑をかけることですが、思い切って休みをとりました。
一日の休みはまさしく気分転換の日になりましたが、それだけで悩みが解決するわけではありません。
でも、夫のいうような考え方もあるのだということに気づいたことで、心が落ち着き、救われたような気分になりました。
その後の教師生活でも、小さなことにこだわり、周りを気にして落ち込むなんてバカバカしいと思うようになり、時には気分を変える方法や新たな考え方を自分なりに見つけていくことも必要だと考えるようになりました。
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